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海の都ヴェニス、唯一ヴェネチア共和国としてイタリアに属さず 独立国として海洋貿易で栄えた街。 ドージェ(元首)や貴族たちのパラッツォを飾るため、シャンデリアや燭台 等の照明器具、装飾的な鏡、テーブルを飾るグラスなどを作るため、ガラス工房が出来た。 オリエントとの交流が盛んだったヴェニスらしく金箔をふんだんに 使った装飾的なガラスがオリエントでも受けた。 もともと土地の少ないヴェニスで火事が起こると大変だと、火を使う工房は 全て近くの島、ムラノ島に作られたのが今に続き、 現在でも工場、工房は全てムラノ島にある。 今でもヴェニスの街にはいかなる工場も無い。車もないこの街は、やはり 別世界である。ゴンドラと今では小型モーターボートが彼らの車代わり。 ムラノ島でも同じだ。ヴェニスと違いムラノではガラス工場しかないが 観光客は軒並みに有るガラス・ワーク・ショップを覗きにやってくる。 ムラノ島で最も古い教会、サンタ・マリア・エ・ドナート教会堂の前で。 |
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