1970〜1975年
ローラ・プルサック(オートクチュール)のアクセサリーを製作。

70年代ローラ・プルサックはオートクチュール界の大御所であった。
パリで1番おしゃれな通り、 フォーブル・サントノーレにブティックを持ち洋服とアクセサリーを扱っていた。
それはどれもダイナミックで個性の強い大胆なアクセサリーをおいていた。

ローラ・プルサックはとてもアヴァンギャルドで、IKUOの作品を一目見て気に入ってくれた。

好きなものを自由に、勝手につくってくるようにと、彼女はトルコ石やアメジストなどの石を渡した。
パリのどこで銀が買えるのかもわからない手探りの状態で作品を作り店へ持っていった。

なにも言わずに買い上げ、また別の石を受
け取るという繰り返しになっていった。

しかし、プルサックとの仕事は彼女が病気で亡くなったため、突然終わってしまう。

この時期、旅行会社からプロのガイドとして契約をしたいと誘いがあったが、

"何のためにパリに来たのか。 これで、好きなパリに住むことができたとしても、違う" と気づいた。

これがきっかけで本来自分がやりたかったことに全力投球で向かうことが出来た。